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2017.03.04 Saturday
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(あまり美味しそうに見えませんが…)手作りギモーヴ
2011.05.31 Tuesday
先週、無印良品の手作りお菓子キットでギモーヴを作りました 実はバレンタインに一度作ったんだけど、見事に失敗しまして… まだらのブツブツが浮き出た見た目も奇妙なスライム状態。ギモーヴとは程遠い、実に気持ち悪い物体になってしまったのでした。 失敗ポイントはわかっていて、「生クリームを立てたようにふわっとするまで混ぜます(3〜5分)」という説明書きのニュアンスがうまく掴めなくて、「なんだかちょっと白っぽくなったんじゃない?」程度でやめてしまったのが原因。 なので、今回はこれでもかっっていうほどしっかりと泡立てましたよ 急いでマンゴーとフランボワーズのピューレを混ぜて、冷蔵庫で冷やすこと30分ちょい。 ようやく見た目は不細工ですがギモーヴ完成 型に流し込んだ瞬間からもうぶにぶにしてて表面を平にならせないので、キレイな形にできなかった。。。 その結果、コーンスターチがたっぷりつく部分、つかない部分が出来てしまって、一部非常に粉っぽい。 でも、食感はムースみたいにふわふわになったし、味もまぁまぁよくできました 冬場はコレをチョコレートでコーティングしたかったんだけど、さすがにもう梅雨だし溶けやすいかな?と思い、そのまま食べることにしました。 これ、絶対ビターチョコでコーティングしたほうがおいしいと思うなぁ。 カフェシュクルでランチ&ワッフル!
2011.05.24 Tuesday
4月末から約1か月ぶりに、佐倉のカフェシュクルへ行ってきました。 今回は中学時代の後輩とおしゃべりしながらランチ&デザートの会 食べた順序が逆になりますが、このお店の魅力はデザートの焼きたてワッフル メイプルバニラワッフルをオーダーしました。 こんがり焼かれた外側カリカリ内側もっちりのワッフルに、まぁるいバニラアイスクリームと生クリーム。そして粉糖とメイプルシロップをトッピング 結構大きいので食べ応え十分(2人で1つ頼んでシェアしてもいいくらいのボリュームあるけど、ここはそれぞれ欲張って自分の食べたいものをオーダーw) バナナがのったものもあるんだけど、それはデザートというより食事とカウントしてもいいくらいのボリューム満点っぷり 季節(期間)限定のフレッシュフルーツを使ったものもあったりして(今はマンゴ―!!)、メニューが豊富でどれにしようか悩んでしまうところもまた楽しみ そして、ワッフルを食べる前に頂いたランチセット ドライカレー、パスタ、キッシュプレートの中から私はドライカレーをチョイス。 サラダ、スープ、コーヒーor紅茶がセットになっていて、これまたボリュームたっぷり カレーはきっといつも食べてるご飯の倍程度あったのではないかと予想。 (「うー、くるしいぃ〜」とか言いながらもこの後にワッフルを注文する私たちw) 北欧をイメージしたお店なので、使っている食器たちもイッタラ(かもめ食堂に出てくるOrigoシリーズも普通に出てくる!)やアラビア、コースターはマリメッコと、シンプルかつ素敵な雰囲気がぷんぷん漂ってきます 店内では、これらの食器や北欧で直接買い付けてきた雑貨たちも販売されていて、今回も見事に誘惑に負けた ちょっとレトロな柄のキッチンクロスと、チョコレート柄のスポンジワイプを買っちゃいました(一緒に行った後輩なんて、マリメッコのトートバッグを衝動買い!)。 「ことりっぷ 千葉・房総編」でも紹介されている女性ならかなりツボにはまること間違いなしなカフェ ちょっとわかりにくい場所にあるし、駅からもちょっとあるのですが、ついでに歴博や旧堀邸とか佐倉観光の途中の休憩にオススメです。居心地良すぎて動けなくなるかもしれませんがw http://sucre.tsc-kk.jp/index.html 今度は1か月後に行われる北欧パーティーに参加予定。今からかなり楽しみ ボー・スィエルでエクレア&洋梨のタルト
2011.05.21 Saturday
超地元のパン屋さん「ボー・スィエル」。 土曜日はわざわざパンを買いに来る車が並ぶほどの人気店 久々にケーキが食べたくなったので、お出掛け帰りに寄り道しました。 どれにしようかなぁと悩んでいたところで目に入ったのが「エクレア SADAHARU AOKI」の文字。 え?アオキサダハルさんがどうしたって?どういうこと?? お店の人に聞いてみたところ、アオキサダハルさんのレシピで作った胡麻の風味が効いたエクレアだそう(調べてみたら、過去にNHKで青木さんがエクレアのレシピを紹介していたらしい。へぇ!)。 でも、明らかにエクレア本体のボリュームがアオキさんのところの倍以上はある ごつごつした大ぶりなビジュアルで食べ応えばっちり。そんなところがボー・スィエル流 黒ゴマのつぶつぶがアクセントになった白いツヤツヤのグラッサージュ。 中のカスタードも胡麻の風味が効いていました。洋菓子でも素材として胡麻は使われることはあるけれど、このエクレアは「和風」じゃなくて「和と洋の融合」っていうほうがしっくりきそう。見事な一体感。 もう1つ。滅多に出てこないという洋梨のタルト「タルト・ポワール」を購入。 こんがり焼き目のついた洋梨はしっとりしていながらシャクシャクとした食感。 生地もしっかりしていて、重量感あり 爽やかな香りと優しい甘さが口の中に広がりました。 ちなみに・・・いろいろとお菓子を食べ歩いている私ですが、マドレーヌとマカロンは味・質・コストパフォーマンスの総合評価でボー・スィエルのが一番だと思ってます 丸の内で長蛇の列ができるエシレバターを使ったお菓子もあって、都内から1時間以上も離れた住宅地の中にあるパン屋さんなのに、こだわりが半端ないです 麻布や田園調布にパンを卸しているのも納得 今度はマカロンを買ってこよう。 http://tradition-france.com/ 都内三大どら焼きの1つ!草月の「黒松」
2011.05.15 Sunday
東十条に行く機会があったので、草月に寄って会社のみんなに差し入れを購入。 お目当ては都内三大どら焼きの1つだという「黒松」です 実は、「どこかで見たことあるよなぁ・・・。ってことは食べたこともあるはず?」って思ってブログを振り返ってみたら、やっぱりありましたよ。2007年に紹介済み たぶん前のブログで書いていた記事だし、写真も(自分でいうのもなんですが)あまり美味しそうに撮れていないので、改めて掲載 「黒松」の特徴はなんといっても、このまだら模様の生地と黒糖の豊かな香り ハチミツのまろやかで優しい甘さと豊かでコクのある黒糖の味わいと余韻は、素晴らしいの一言で、さすが都内三大どら焼きと称されるだけある逸品。 つぶあんもお豆がしっかりしていて、ほどよいアクセント。 ハイクオリティなのに、1個105円というリーズナブルさも魅力 180円くらいとってもいいんじゃないですか?と思えるほど。 でも、この価格だからこそ普段の暮らしの中で楽しめて、多くの人に愛され続けているんだろうなぁ。お店でも進物用の箱入りと簡易箱、そしてバラ売りと用意してあるのが納得です。 買った当日の生地のふわふわ感は食べるのがもったいない! 日を置くと馴染んで幾分しっとりするものの、ふわふわ感は持続しています。断面図にするとわかるけど、これだけ空気を含んでいるんだもの。そりゃ、ふわふわだわ〜。 (冬場は4〜5日、夏場は2〜3日が消費期限。ちなみに↑の写真は買って3日目に撮影) どら焼きというカテゴリの中では見た目も味も特徴的な一品だけど、老若男女この味が嫌いな人は絶対にいないと思う わざわざ足をのばしてでも、食べたくなるどら焼きです。 この本の表紙を飾っています。さすが。 ブーランジェリー ラ・テールのドーナッツ
2011.05.15 Sunday
品川駅ナカで前から気になっていたブーランジェリー ラ・テールのドーナッツ。 お給料日だったので、家族へのお土産に購入。 いよかん(季節限定)、豆乳クリーム、北海道小豆と丹波黒豆きな粉、ショコラカスタード、ピーナッツきな粉を買って帰ったんだけど、ピーナッツクリーム大好きな私が確保したのはもちろん「ピーナッツきな粉」 ここのドーナッツは玄米や豆乳を使っていて、ふわふわなのにもちもちなのが特徴 「ピーナッツきな粉」は、きな粉とピーナッツのクリームの上に砕いたピーナッツとピーカンナッツがトッピング。中は何も入っていないタイプのドーナッツで1個189円。 もっちもちなので大きさの割に、噛み応えも食べ応え十分 軽いドーナッツだとおやつにしかならないけど、これなら1個で朝食になるくらい満足感がありました。 今回は買わなかったけど、甘いものがダメな人向けなカレードーナッツもあったりして、好みに合わせて選べそう http://www.laterre.com/boulangerie/ シャルボネル・エ・ウォーカー5アソート
2011.05.08 Sunday
これもフェリシモのホワイトデー便で頼んでおいた自分用チョコ これを食べきると1月末〜の約3か月に及ぶ今年のチョコレート強化期間が終了です 最後は、シャルボネル・エ・ウォーカー。 シャルボネル・エ・ウォーカーはイギリスで1875年に創業した老舗メーカーで、今回は5アソートボックスを買いました。 ミルク・マール・ド・シャンパーニュ ピンク・マール・ド・シャンパーニュ キャラメル×2 レモン バックスフィズ の5タイプのトリュフチョコの詰め合わせです。 1粒の大きさはピンポン玉くらいあるんじゃないかな? 結構大きいので上品に食べたい方は注意が必要。 一番おいしかったのはキャラメル 中からとろ〜っとしたキャラメルが出てきて、味も舌触りもGOODでした その他の4つは・・・シャンパンは確かに爽やかな風味もあったけどそこまでお酒が主張しているわけでもなかったし、中のガナッシュも特段ビックリするほどの美味しさでもなかった印象(今回結構辛口批評)。 同じ大きさならリンツのリンドールシリーズのほうがなめらかだし、口に含んだ時のインパクトが大きかったなぁ。 もし今度買うことがあるなら、キャラメルだけのボックスを買う・・・。 http://charbonnel.co.uk/ レシャンツのスティックオレンジ
2011.05.05 Thursday
フェリシモでホワイトデーに注文したオーストリアのショコラティエ、レシャンツの「オレンジミルクチョコレートスティック」。 ウィーンの老舗デメルのトップシェフを務めたレシャンツ氏が1996年に独立したこのお店。 デメルの猫チョコの美味しさは折り紙つきなので、初めて食べるチョコだけどまったく心配なし。 そして、なんと言ってもこのボックスのかわいらしさ 小さな女の子がにラブレターを託す姿が、ものすごくキュート 絶対ボックスは捨てられない。 味はネーミングのとおりで、++。 ただし、使っているのはオレンジピールではなくオレンジオイル。 そして、オーストリアのショコラティエだけあって、チョコレートが舌の上でほどけるようになめらかに溶けていきます。 ミルクが強めの甘めのチョコレートに爽やかなオレンジがプラスされているという印象です。 個人的にはビターチョコ×オレンジピールの引き締まった味わいが好きなので、ちょっと軽すぎて優しすぎる印象を受けたけど、これはこれでありかな。 1本じゃ満足できずにあと1本、もう1本と手が伸びてしまう罪なヤツw https://shop.connex.cc/leschanz/de/portal/ (ドイツ語/英語対応だけどドイツ語版のほうが情報が豊富) ロートンヌのサバラン
2011.05.05 Thursday
秋津の有名パティスリー「ロートンヌ」に久しぶりに行ってきました 今回はずっと食べたいものがあったので、他のケーキに目もくれず即オーダー。 それは・・・サバラン たっぷりのラム酒を浸したブリオッシュのケーキ、「サバラン」。 まだ小学校に上がる前、お父さんが食べていたサバランを一口もらって「なんだこりゃー」ってショックを受けたのが、かれこれ20年前。 それから時間は流れ、自分でサバランをチョイスするほどに成長しましたよ の写真でお気づきでしょうか。手前のサバランには、なんとスポイトが突き刺さっています中身はもちろんラム酒。お好みで風味をプラスしたい方は食べる前にスポイトの中に入っているラム酒をさらに追加してくださいという粋な計らい。 直前に加えることでお酒の香りを損なわずに、そのままケーキに移せるのです もちろん全部追加して実食。 ラム酒にひたひたに浸ったブリオッシュにはアクセントにレーズンも入っています。 プラスチック製のカップの中を覗いていれば、これでもか!っていうくらいの液体がたぷんたぷん状態。 上にはふわふわで甘く香ばしいプラリネムースと、全体をまろやかにまとめてくれるクリームがたっぷり。 お酒の香りの余韻を感じながら頂く逸品です。 サバランは1個525円。 (一緒に撮ったのは相方チョイスの「シャンテ フレーズ」。ふわふわのスポンジと生クリームがいいバランス!) 店員さんが来てたお店のTシャツが、かなりロックな感じで意外でした。 常にお客様に対する挨拶や声掛けを忘れないお店で、お店のたたずまいからは想像できないくらい非常に活気があふれています。 中野と伊勢丹立川にも出店しているので、お近くの方は是非。 ネットショップも展開しています。 http://www.lautomne.jp/ ドラママチ
2011.05.04 Wednesday
この2つの言葉がうまいこと「ドラマ」にかかっているこの本は、角田光代さんの2006年に発売された8編からなる短編集です。 舞台は中野、阿佐ヶ谷、荻窪、吉祥寺、東小金井など中央線沿線の駅で、主人公はいずれもその街で暮らしたり、訪れたりした30〜40代の女性。 長いこと不倫している人、既婚者、独身etc様々な女性が登場して、そして、彼女たちは何かを“待って”います。 子ども、称賛、やる気、自分らしさ、プロポーズ、恋愛の訪れ、離別etc…。 彼女たちは、自分の人生がドラマチックに変化する瞬間を待っている人たち。 駅ごとに街の雰囲気に特徴がある中央線の魅力に登場人物がマッチしているし、どの作品にもその街の喫茶店が登場するのも中央線沿いの文化がきちんと描かれていると思います。 私は20代前半でよく西荻に行ってたからそれぞれの街の雰囲気がなんとなくわかってる(つもり)なんだけど、中央線を知らない人が読んだらどんな風な街をイメージするのかな?っていうのも気になるところ。 今回、この本に☆5つをつけました。 ごく個人的な理由だけど、今の自分にズシンと響きました。 全ての話を読み終えた時、“待つ”時に抱いているもやもやした気持ちってなんてかっこ悪いんだ!と思った。 待つことは自分ではない何かが自分を変えてくれることを期待しているわけで、だから、自分は何も変わらずにその時をじーっと待ち続ける。 待つことは従順なことに思えるけど、その心の中はくるくるかわる万華鏡のようで、回れば回るほど華やかな色は褪せていき、閉塞感や行き場のない苛立ちや寂しさ、しまいにはそれが憎しみといった類のものにまで変化していく。 それなのに、そんな気持ちを抑え込んで「待ち続けるいい女」でいたいと願うのも、また女なんだと思う。 作品の中の女性たちは、(あまり賢くない方法だけど)自らアクションを起こしてみたり、自分の意志と反して周囲に変化を促されたりするんだけど、でも、それって結局“自分の日常”という延長線上にあるものだから、傍から見れば大きな出来事も、自分にとってはそのことの大きさが分かりにくかったり。結局「ドラマを待って」たって訪れない。自分のことじゃないからドラマチックに思えるんだ、きっと。 ・・・なんて思いながら読み終えた瞬間、実は私もただの待ってるだけの女?この数か月、私もこの本に出てくる女の人たちと同じく待ってるだけじゃなかったか??ってハッとした。実にかっこ悪いと思った姿が自分自身。。。 “待つんじゃなくて動く”女になろう!そのためには行動あるのみ!と思って、過去の自分とと切替スイッチな意味も含めて髪を切ったり(あまり印象は変わってないらしいが、自分の中では大きな変化)、相手を尊重しているつもりで抑えていた気持ちを伝えてみたり、自分がこうしたいと思ったことを正直に動いてみようと思った。なーんだ、もっと前にこうしておけばよかったんだ。一人でぐずぐず悩んでいるより、少し動くだけで解決できる問題もあったんだ。 確かにグッと堪えたり、状況を判断するために一時停止することは絶対に必要だと思うけど、何かを待つ時間が長ければ長いほど、心が疲れ切っていく。そうなる前に自分から動く努力をすることで改善できるものがある。そんなことをこの本から学んだ気がします。 角田光代さんの本は「誰かのいとしいひと」「愛がなんだ」「ピンク・バス」「Presents」以来の5冊目なんだけど、どの話も心に(いい意味で)ぐさりと突き刺さるものが多くて、とても好きな作家さんです。20〜40代の女性の心情を見事に描き出してる。 男性が読んだらどういう印象を受けるのかわからないけど、女の人は共感する人が多いはず。 最近見た映画ー花様年華/ククーシュカ/プラハ!
2011.05.01 Sunday
まず、ウォン・カーウァイ監督の「花様年華」。 「マイブルーベリーナイツ」がえらく気に入ったので、昔の作品も見てみようってことでチョイス。 やっぱりというか、さすがというか、色彩感覚や画面構成の美しさが素晴らしい 凛としていながら艶やかなマギー・チャンのチャイナドレス姿はもちろんのこと、それぞれの部屋の内装、2人で食事をするシーンの食器、トニー・レオンが借りる書斎部屋に繋がるカーテンが揺れる赤い廊下など、雑多な香港が舞台でありながらも、どのシーンもポスターにしてしまいたいくらいに計算された美が詰まっています。 互いのパートナーが不倫関係であることに気付いてしまった男女が、最初は寂しさを共有していただけだったのに、共に執筆作業を協力して行っていく中で惹かれあっていく・・・というストーリー。 エンディングのトニー・レオンの哀愁漂う背中が印象的でした。 美しさ際立っていたでしょうの☆4つ。。 続いて「ククーシュカ ラップランドの妖精」。 第2次世界大戦下、ロシア軍・フィンランド軍・ドイツ軍が戦っていたフィンランドのラップランド地方。 おとりとしてドイツ軍の格好をさせられて岩盤に繋がれたフィンランド人の平和主義者の青年ヴィエッコと、格下の軍幹部にはめられて軍事法廷に連行される途中のロシア人のイヴァン。 2人はひょんなことから、その地で一人暮らしをしている女性アンニに世話になることになる。 ロシア語・フィンランド語・サーミ語とそれぞれの言語がわからないまま始まる共同生活。 前半は非常にセリフも少なく、このまま淡々と進んでいくのか?って思うけど、3人が合流したあたりから急加速で物語が進んでいきます。 言語が通じないことで誤解を解くことが出来ないことや、言語が通じなくてもなんだかかみ合っていることとか、3人の人間関係とやり取りが興味深かったです。 そして、一人でたくましく暮らす民族の伝統に則ったアンニの生活は、自然の中で暮らすことを色濃く伝えていて印象的でした。特に死に向かおうとする人を呼び戻す儀式は圧倒されるものがありました。 “言語”というコミュニケーションツールについて考えさせられたのと、アンニの力強さに胸を打たれて☆4つ。 最後にミュージカル映画「プラハ!」 舞台は社会主義圏内でありながらチェコスロヴァキア国民が自由を謳歌して“プラハの春”と称された1968年。 高校生のテレザは友達のブギナ、ユルチャと燃えるような運命の恋の訪れを待ちわびる毎日。 そんな彼女の前に、ハンサムな男子シモンが現れて恋に落ちるんだけど、実は彼は脱走兵だと知る。 さらにロシア軍がプラハを占領して明るいムードは一転暗く重たい空気が国を包み込む・・・という展開。 とにかく、ヒロインのテレザを演じたズザナ・ノリソヴァがめっちゃくちカワイイ。 ストーリーの8割方は、お気楽なハイスクールムービーで、カワイイヒロインに派手好きとメガネっ娘の親友。 彼女にアタックしまくる自分はイケてると思ってるちょっとお金持ちの(イケてない)男の子とその友達。 突然現れるハンサムな王子様と、まさに王道のストーリー展開で60年代&東欧っていうレトロポップなデザイン満載で、オシャレ映画として見るなら☆は4くらい。 でも、個人的には非常に納得がいかないというか、残念なエンディングでした・・・。 ネタバレになりますが、政治不安でお気楽ムードがガラっと変わってドラマチックになるぞ!っていうところで、家族揃って亡命して終了って…。 親友たちにも挨拶なし?シモンはどうなるの?国境越えるのにパスポート開いて確認しない入管って何?とか、最後の最後にツッコミどころが満載過ぎて、消化不良・・・。 邦題は「プラハ!」ですが、物語の舞台はプラハではないから、プラハの春を謳歌した青年たちを表すために「!」を付けましたっていう感じなのでしょうか。確かに、これでチェコの映画だってことはすぐにわかったけど、ちょっと違和感も覚えたり・・・。 ってことで、最終的には☆2つ。 1/2 >>
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