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東京都現代美術館で過ごす休日
東京都現代美術館に行ってきました。
お目当ては、井上雄彦氏によるエントランス・スペース・プロジェクトと、「ラグジュアリー:ファッションの欲望」展。

チケット売り場から常設展示室へと続くエントランススペース(自信はないけどたぶん50mくらいはあると思う;)に、井上雄彦氏がこのプロジェクトのために書き下ろした作品が並んでいて、最後には高さ7.2m、幅6mの宮本武蔵が「これでもかっ!」っていうほどの存在感を放っています。
上野の森美術館で行われた「井上雄彦 最後のマンガ展」でも感じたけど、この人はもう漫画家っていうより美術家だなぁと改めて思いました。

和紙と墨、そして筆で描く一発勝負の世界。
黒の濃淡で人の躍動感まで描ききってしまう描画力は、マンガの登場人物=“キャラクター”という枠を超えて、人物画という美術作品として完全に成立させているし、見る者を圧倒する力があります。

テーマは、強い自分を追い求める一方で人を切ることを通して淋しさや虚しさを感じている幼い日の武蔵の心が揺れ動く様を描いています。
「バガボンド」ファンの方は是非ご覧あれきっとこれはどこにも巡回しないハズ。

続いて「ラグジュアリー:ファッションの欲望」展へ。
17世紀から現代まで時代の最先端ファッションを一望するという展覧会。

【着飾ることは自分の力を示すこと】と題されたスペースでは、フランスの宮殿服やイギリスの総レースのドレスなど当時の流行と贅を極めた職人芸のオンパレード
糸1本取っても金糸や銀糸を使用していたり、柔らかな光を放つパールや眩い光を放つ玉虫、そして繊細且つ豪華な刺繍。
どれもこれもうっとりするほど美しくで、「素敵」っていう言葉しか思い浮かんできませんでした

マリー・アントワネットがやったと伝わる髪の上に帆船の乗せちゃったドレスも登場
「さすがにやりすぎでしょ」って思ったけど、思い返せば今のキャバ嬢さんたちの“盛り”も同じようなことをしてますね
歴史的なものに紛れて、現代のデザイナーの作品も陳列されています。
前述の帆船ドレスの横にいたのは、ヴィクター&ロルフの作品。タイトルは「装飾されるべき贈り物」。
どんなドレスかと申しますと…体にリボンが巻きつけたようなデザイン
体にリボンを巻いて、「私自身がプレゼント」を具現しちゃったドレスでした。

時代は進み、19世紀のレースドレスや第1次大戦後アール・デコ期のドレス(この時代のは胸がないほうが似合うデザインが多いのがかわいい!)、月にアポロ11号が下り立ったことに刺激されたファッション界の宇宙をイメージしたものなど、20世紀に入ってからのファッションの流れは、まさに激流
性別によって決まっていたドレスの基本的なフォルムを打ち崩し、どんどん多様なデザインが生み出されてきた時代。中には「これ、米米のステージ衣装ですか?」っていうほど奇抜なものもありましたw

続いては【削ぎ落とすことは飾ること】スペースでは、タイトルどおり装飾を可能な限り削りながらもデザイナーの個性を盛り込んだものが整然と並んでいます。
私でも知っている有名どころだけでも、シャネル、ディオール、ヴァレンシアガ、イヴ・サンローラン、クレージュetc…。
女性らしさと女性の社会進出を助ける機能性を兼ね備えた、どれもシンプルなフォルムのものばかり。
それでも贅沢感があるのは、デザイナーの名前の力だけではなくて、そこにちゃんとデザインがプラスされているから。
ただの服ではなく、デザイナーの作品として成り立っているところが、まさにブランド力なんだろうなぁ。

【ひとつだけの服】コーナーはとても狭いんだけど見応え十分。このスペースは、メゾン・マルタン・マルジェラの遊び心溢れる1点ものが紹介されています。
素材が実にユニーク
割れた陶器、切り刻んだレコード、ミラーボール、トランプ、油絵のキャンバス、靴紐、さらには飾付け用のゴールドテープまで。
こんなものを素材として使っちゃうんですかっていう数々が並んでいます。

【冒険する精神】は、コム・デ・ギャルソンの川久保玲の作品と金沢21世紀美術館の建築を手掛けた妹島和代による空間デザインのコラボレーション。
透明な曲線パネルの中に配された服を歩きながら眺めるコーナーなんだけど、平らなものから生まれる曲線の世界でまるで服(デザイン)の迷路に迷い込んでしまったような、不思議な感覚になるとても興味深い展覧でした

ファッションについて専門知識は全くない私だけど、かなり楽しめました
今年の流行語に「ファストファッション」が選ばれたけど、これを見た直後はどんなに安くても買う気になれないなぁ
贅沢なものを買いたいっていうわけではなくて、安いっていう観点だけじゃなくて好みとか自分のスタイルとか、そういうものを一度じっくり考えてみるのもいいんじゃないかな?って思わせてくれる、そんな展覧会でした
art 21:33 comments(2)
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- 21:33 -
COMMENT
いいなぁ〜!!
アタシも行きたいっ。

でも足が〜・・・
mippon 2009/12/07 8:00 PM
☆mippon
まだ足よくならないのか(T-T)
それって骨折とかしてない?大丈夫?

…って、mixiの日記コメントを読んだらやっぱり!!

私も2年前に骨折したけど、その時も変色してたもの…。

ラグジュアリー展もレベッカ・ホルンもあと1ヶ月以上会期があるから、きっと大丈夫だよ!
早くよくなることを祈ってるね。
エリつん 2009/12/08 10:48 AM









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