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ゴーギャン展に行ってきました
世の中、芸能界と薬物についてのニュースが延々と流れてますが、そういうことにコメントしてもしょうがないので(のりぴーの逮捕状はさすがにビックリだったけどねぇ)、今日の出来事を。

タイトルの通り、東京濃国立近代美術館で開催されている「ゴーギャン展」に行ってきました。
会期中の金・土曜日は開館時間を20時まで延長しているのと、不安定なお天気ってこともあって、館内は空いていてゆっくりと観ることができました。

ゴーギャン→タヒチ→南の島→楽園っていうイメージしかなかったのと、あまりにも有名な「我々はどこから来たのか 我々は何者なのか 我々はどこへ行くのか」と「かぐわしき大地」ぐらいしか知らなかったので、ある意味、とても衝撃を受けた展覧会でした。

作品を観ていると、よく肥えた土のにおいや、木をくべて火をおこすにおいや雨に濡れた植物のにおい、そしてそこで生活している人たちのにおいが、会場全体に立ち込めているような、そんな感覚になりました。
ゴーキャンの描く南国は、漲る生命力とその裏に存在する死の世界が同居していて、ひとつひとつの作品がとてつもなく重厚でした。

度々同じポーズやモチーフが出てくるので、それらが指す意味を覚えてしまえば、その絵でゴーギャンが描きたかったテーマが見えてきます。
そのいろいろな意味を持つ場面を散りばめて、一枚の絵に仕上げたのが前掲の「我々は・どこから来たのか ・・・」。
ゴーギャンの遺言とも称される最高傑作であるこの作品が、今展で日本初公開されます。

画面右に描かれた赤ちゃん。左端に描かれた老婆。そして同じ画面に描かれた女性や動物たち。
こちらに視線を投げかける人もいれば、何を見ているのわからない人もいたり、2人で話し込んでいる人もいる。
それぞれが独立した意味を持っているんだけど、パズルのように組み合わさって壮大なテーマを内包した作品でした。
とても穏やかな印象を受けることもあれば、胸をかき乱すようなざわざわした気持ちにさせられたり。
考えれば考えるほど、この絵に描かれたメッセージの壮大さに、自分がどんどんちっぽけに思えてきました。

フランスに生まれ、“未開の地"を求めてタヒチに渡ったゴーギャン。
晩年はタヒチよりさらに未開であるマルキーズ諸島で過ごし、最期を迎えました。

フランスという当時の世界最先端を走る国のひとつに生まれた彼が、“未開”“野蛮”を求めて南の島へ移住したのは、究極のロハスな生き方なのかもしれない。

南国の文化や生活様式をフランスで紹介するということにも尽力したという点も、すごい。
自分達とは異なる文化を持つ人々を理解するっていうはなかなか難しい(それを理由に度々争いが起こってきたという歴史があるわけだし)。
当時は評価が得られなかったとしても、現代に生きる世界中の人々がゴーギャンの作品に惹かれるのは、多様な文化を受け入ることができるようになった証であると共に、それ以上にゴーギャンが描き出した世界が、人間の起源的な生きる力を死を受け入れる力、そして自然の力強さを見事に凝縮されているからに他ならないんだろうなぁ、と思いました。

7月3日(金)〜9月23日(水・祝)
東京国立近代美術館
一般1,500円
会場内は作品保護のため、若干ひんやりしています。
長時間いるつもりの場合は、軽い羽織物が一枚あるといいかも。

art 23:41 comments(0)
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