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メゾン・ド・ヒミコ
こないだケーブルテレビで放送していたのを、偶然見ました。

母親と自分を捨てて出て行った父親が実はゲイで、その父親が末期のガンであることが判明。
ひょんなことで父親と再会することになった娘は、父が経営しているゲイのためのホームをやむなく手伝うことになり、そこで暮らす人々との交流の中で徐々に心がほぐれていくというストーリー。

―自分を捨てた親を許すことはできない。
そんな気持ちをずっと抱えて、つんけんしながら父親に接していた娘。
負の感情をむき出しにしていた彼女が、父親の一言で大きく柔らかな何かに包まれた安心感とそれを認めた悔しさをかみ締めながら、涙を流すシーンはとても印象的でした。

お盆のシーンもとても印象的。
家族として認めてもらえないんじゃないかという心の奥底に癒えない孤独を抱えている住人たちが、自分の家族の写真を部屋いっぱいに並べて、キュウリの馬やナスの牛を作ったり、おはぎを拵えてお盆を迎える。
複雑な気持ちを抱えながらも、今生きていることに感謝をする神聖な儀式のようで、本来のお盆ってこういものなんだろうなぁと日本の文化の美しさに気付かされたり。


2006年の映画っていうことはそんな昔じゃないのに、柴咲コウはメイクひとつでこんなに違うのかとビックリ。
ブスで地味な事務職員を演じているんだけど、もとがキレイなだけにそのギャップが映画の中にちりばめら得ていて、なんか宝石の原石を見ているかのよう
特にコスプレを楽しむシーンの爽快感は最高

一方で、父親の恋人役を演じたオダギリジョーが、天使なんじゃない?っていうくらい美しい。
柴咲コウが全身黒、オダギリジョーが全身白というシーンがあるんだけど、この対比がとても印象的。
この映画の中で「白」っていう色がとても意味を持つ色として使われているような気がします。

「さわりたいとこ、ないんでしょう」っていう台詞はものすごく衝撃的だったなぁ。

比較的静かに物語が進んでいくだけに、一つ一つのシーンが実に奥深くて、いろいろなことを考えさせられます。

生きること、死ぬこと。
家族とは何か。
性とは何か。
愛とは何か。

見れば見るほど、味が出てくる素敵な映画だと思います

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