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探偵はBARにいる を観てきました
大泉さん主演映画「探偵はBARにいる」を観てみました

感想を書き連ねると、あれよあれよとネタバレになりそうなので、ぼんやりとした輪郭線のみに留めます。事細かに書いちゃうとね、面白さが半減してしまうのですよ、きっと。

大泉さん扮する探偵(名前は出てこない、ずっと「探偵」のまま)と、松田龍平が演じた研究室に寝泊まりする普段はぼんやりしっぱなしの貧乏北大生でありながら空手師範代の凄腕で探偵の運転手という助手・高田。

彼らの元にコンドウキョウコと名乗る女性から依頼が。仕事をしていく中で、複数の事件が一本の線で繋がっていることを探偵は見破っていって…というストーリー。

とにかく、大泉さんが走る!走る!走る!
そして、殴られる、殴る、まだ殴られる!
暴力シーンも多いのですが、テンポのよい展開と要所要所でひょいと顔を出すコミカルな演出が、全体をすごくいいバランスでまとめていて、あっという間の2時間ちょいでした。

松田龍平の役どころもよかったなー。
お父さんの松田優作が探偵物語で演じた役どころは大泉さんポジションだろうから、考えようというか想像力を働かせるとなんとなく“親子共演”みたいにも思えてくるあたりが、なんだか感慨深かったり。

ごく個人的な感想だけど、「2月でこんだけしか雪がないとかないよー?」ってツッコミを入れたいところもあったけど、テレビ塔や羊が丘展望台など見覚えのある場所がいろいろ出てきて嬉しかったです。

なんと!早々と次回作の製作が決定したらしいですよ
の清々しい景色の中で探偵ものとか想像つかないのでw、また雪が降り積もる時期で作ってほしいなぁ。
大泉さんいわく「戦隊モノになるかも」とか言ってるらしいけどww

ビジュアルブックとか出版されてるんですね。
カウンターのみのバーでオセロを楽しみながら煙草とウィスキーとか、渋くてかっこよすぎる。

次回作も超期待!

http://www.tantei-bar.com/

movie 18:46 comments(0)
最近見た映画ー花様年華/ククーシュカ/プラハ!
評価:
ウォン・カーウァイ,ウォン・カーウァイ
松竹ホームビデオ
---

評価:
ズデニェク・ゼレンカ
レントラックジャパン
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週末に映画を借りてきて見ることが最近多いんだけど、感想を記しておきたい3作品について書きたいと思います。

まず、ウォン・カーウァイ監督の「花様年華」。
「マイブルーベリーナイツ」がえらく気に入ったので、昔の作品も見てみようってことでチョイス。

やっぱりというか、さすがというか、色彩感覚や画面構成の美しさが素晴らしい
凛としていながら艶やかなマギー・チャンのチャイナドレス姿はもちろんのこと、それぞれの部屋の内装、2人で食事をするシーンの食器、トニー・レオンが借りる書斎部屋に繋がるカーテンが揺れる赤い廊下など、雑多な香港が舞台でありながらも、どのシーンもポスターにしてしまいたいくらいに計算された美が詰まっています。

互いのパートナーが不倫関係であることに気付いてしまった男女が、最初は寂しさを共有していただけだったのに、共に執筆作業を協力して行っていく中で惹かれあっていく・・・というストーリー。
エンディングのトニー・レオンの哀愁漂う背中が印象的でした。
美しさ際立っていたでしょうの☆4つ。。

続いて「ククーシュカ ラップランドの妖精」。
第2次世界大戦下、ロシア軍・フィンランド軍・ドイツ軍が戦っていたフィンランドのラップランド地方。
おとりとしてドイツ軍の格好をさせられて岩盤に繋がれたフィンランド人の平和主義者の青年ヴィエッコと、格下の軍幹部にはめられて軍事法廷に連行される途中のロシア人のイヴァン。
2人はひょんなことから、その地で一人暮らしをしている女性アンニに世話になることになる。
ロシア語・フィンランド語・サーミ語とそれぞれの言語がわからないまま始まる共同生活。

前半は非常にセリフも少なく、このまま淡々と進んでいくのか?って思うけど、3人が合流したあたりから急加速で物語が進んでいきます。
言語が通じないことで誤解を解くことが出来ないことや、言語が通じなくてもなんだかかみ合っていることとか、3人の人間関係とやり取りが興味深かったです。
そして、一人でたくましく暮らす民族の伝統に則ったアンニの生活は、自然の中で暮らすことを色濃く伝えていて印象的でした。特に死に向かおうとする人を呼び戻す儀式は圧倒されるものがありました。
“言語”というコミュニケーションツールについて考えさせられたのと、アンニの力強さに胸を打たれて☆4つ。


最後にミュージカル映画「プラハ!」
舞台は社会主義圏内でありながらチェコスロヴァキア国民が自由を謳歌して“プラハの春”と称された1968年。
高校生のテレザは友達のブギナ、ユルチャと燃えるような運命の恋の訪れを待ちわびる毎日。
そんな彼女の前に、ハンサムな男子シモンが現れて恋に落ちるんだけど、実は彼は脱走兵だと知る。
さらにロシア軍がプラハを占領して明るいムードは一転暗く重たい空気が国を包み込む・・・という展開。

とにかく、ヒロインのテレザを演じたズザナ・ノリソヴァがめっちゃくちカワイイ。
ストーリーの8割方は、お気楽なハイスクールムービーで、カワイイヒロインに派手好きとメガネっ娘の親友。
彼女にアタックしまくる自分はイケてると思ってるちょっとお金持ちの(イケてない)男の子とその友達。
突然現れるハンサムな王子様と、まさに王道のストーリー展開で60年代&東欧っていうレトロポップなデザイン満載で、オシャレ映画として見るなら☆は4くらい。

でも、個人的には非常に納得がいかないというか、残念なエンディングでした・・・。
ネタバレになりますが、政治不安でお気楽ムードがガラっと変わってドラマチックになるぞ!っていうところで、家族揃って亡命して終了って…。
親友たちにも挨拶なし?シモンはどうなるの?国境越えるのにパスポート開いて確認しない入管って何?とか、最後の最後にツッコミどころが満載過ぎて、消化不良・・・。

邦題は「プラハ!」ですが、物語の舞台はプラハではないから、プラハの春を謳歌した青年たちを表すために「!」を付けましたっていう感じなのでしょうか。確かに、これでチェコの映画だってことはすぐにわかったけど、ちょっと違和感も覚えたり・・・。
ってことで、最終的には☆2つ。
movie 22:36 comments(0)
「サウンド・オブ・ミュージック」をスクリーンで
「午前十時の映画祭」。
不朽の名作をそのネーミングのとおり午前10時から上映する企画で、去年の第1回が好評だったことで第2回が先週末より始まりました。
詳しいことはオフィシャルサイトでどうぞ http://asa10.eiga.com/

繋がりがある方は結構ご存知だと思いますが、私の人生における映画ベスト3は
1.メリーポピンズ(1964年公開。ジュリー・アンドリュース、ディック・バン・ダイク主演)
2.サウンド・オブ・ミュージック(1965年公開。ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー主演)
3.チキチキバンバン(1968年公開。ディック・ヴァン・ダイク主演)
と、60年代ミュージカル映画+ジュリー・アンドリュース&ディック・ヴァン・ダイクが大好き
どれもこれも小さいころにお母さんが見せてくれた映画で、当時ベータのビデオテープを擦り切れるほど繰り返し見てました。
一生スクリーンでなんて見れないと思っていた作品をこうして観ることができるなんて、本当に幸せ

ストーリーは知っていらっしゃる人が大多数だと思うので、この記事ではスクリーンで見た体験を残しておくことにします

まずオープニングでマリア(ジュリー・アンドリュース)の姿が見えて歌いだした瞬間に感極まって涙 
去年仕事に追われていた頃、美しい自然と美しい歌声のこのオープニングをくり返し観て自分の気持ちを高めてから会社に行ったりしていたので、そんな思いも重なって上映開始2分くらいで既に涙腺が崩壊しかける事態にw

自宅のTVやパソコンでは絶対に味わえない音響も素晴らしかった。
こんなところに小鳥のさえずりや修道院の歌声とか響いてたんだとか、“響き”があることで気付けた音がたくさんありました。

そして、その大迫力の音響で聴くからこそ説得力が増す詩の世界。
特に修道院長が歌う♪全ての山に登れ は小さい画面では伝わりきらない魅力がある歌だと感じました。
7人の子供たち目線ではなく、マリアの視点がよりわかる年齢になったことも大きな変化であるような気がしますが。

そうそう、年齢と言えばリーズル(7人兄弟の長女)は♪I am sixteen going on seventeen なんて歌い邸宅の中庭で電報配達員で1歳年上のロルフとラブラブしてるんだよねぇ。設定とはいえリーズルを演じたシャーミアン・カーが美しすぎました

上映時間が175分もある作品なので休憩が入ったのも新鮮。
昔はフィルムを交換するタイミングだったんでしょうね。
企画サイドの粋な計らいなのか、今回の休憩時間はわずか2分
お手洗いに行ってしまうと帰ってくるのが厳しいのでは?という短さでした。

あと特筆すべきなのは、やっぱり何度観ても「サウンド・オブ・ミュージック」は名曲揃いだってこと。
幼い頃から歌の部分は字幕スーパー版を観ていたので、私が最初に覚えたドレミの歌は
♪ドはドーナツのド より ♪doe a deer a female deer でした。
英語の意味は分かってなくて「なんで“ド”がメスの鹿なの?」って疑問にも思わず、マリアと一緒に歌っているということが楽しかったんだよなぁ。
風邪をもらわないようにマスクをして鑑賞してきたので、マスクの下ではsing along song状態

ありがたいことに関東圏は上映館数が多いので、来年1月末までの会期中にもう1,2回くらい、大きなスクリーンで観たいと思います。


movie 21:52 comments(0)
最近見た映画まとめてレビュー その3
 (1)ストレイトストーリー
実話に基づく映画だそう。主人公のアルヴィンは、両手で杖がないと歩けないほど腰が悪く、軽い糖尿病で視力もよくなく、肺を患っていながら煙草をやめない頑固な73歳のおじいさん。
娘と2人で暮らす彼の元に、500厠イ譴燭箸海蹐暴擦狄討擦から兄のライルが脳卒中で倒れたという連絡が入る。
10年前に仲たがいを起こし絶縁状態になってしまった兄ライルと仲直りがしたい一心で、アルヴィンは自宅にあった時速8kmのトレーラーに必要な生活道具を持ち、約6週間に及ぶ旅に出る、というストーリー。

主演は『赤毛のアン』でマシューを演じていたリチャード・ファーンズワース。
チャーミングな笑顔と芯の強くそして優しい瞳。何より深く刻まれた年輪のような顔の皺から経験と人柄が滲み出てくるこのおじいさん俳優がいなかったら、この映画は成り立っていなかったと思います。

時速8劼芭垢鬚靴討い間に出会う様々な人々との会話も実に印象的。
若い自転車ライダーに「年をとって最悪なことは何?」と聞かれた時に返した答えが「最悪なのは、自分が若かった時のことを覚えていることさ」という切り替えしには思わずうなりました。
この言葉の意味をまだ実感できるような年齢ではないけれど、時折思い出してかみしめたい言葉だなぁ。

このレビューを書くにあたって調べてみたところ、主演の
リチャード・ファーンズワースは
作品が公開された翌2000年に、長年患っていた癌に苦しみ自殺してしまったということでした…。これが遺作って素晴らしい映画に最後に出演したんだなぁと思います。


(2)ココ・アヴァン・シャネル
『アメリ』のオドレイ・トトゥがココ・シャネルが酒場のシンガーからパリへわたり、デザイナーとして成功を収めるようになるまでを描いた半生記的ストーリー。

決して幸せとは言えなかった幼少期、掴みかけた夢を閉ざされた挫折、何にでもチャレンジしていく好奇心、自分のしたいことを貫く頑固さ。
時代に流されることなく、むしろ川の流れに抗い、自分で別の水流を作ってしまったようなそんな女性、ココ・シャネル。

オドレイ・トトゥはアメリのかわいらしい印象が強かったんだけど、この映画では実に芯が強く凛とした女性を演じていて、とても印象的でした。

2人の男性とのラブストーリーに軸が置かれているけれど、その2人よりもシャネルのほうが確固たる信念を貫いていて、とても魅力的な男性2人なんだけどなんだかだらしなく見えるほど。
さらに時折見せる姉へのちょっと子供っぽい部分やわがままな仕草はとってもキュート。
ただ単に“一代で成功を成し遂げた鋼の女の半生”ではない部分が良かった。

ブランドってほとんど興味がないけれど、名前ばかりイメージ先行してしまうから毛嫌いせずにそのブランドを立ち上げた人の人生や思考まで知ると「着る」ということに対して意識が変わりそうだなぁなんて思いました。
ファストファッションの時代に、こういう「ポリシーを貫いたファッションデザイナーの話」っていうのはとても響きそうな気がする(購買に繋がるかどうかは別として)。
movie 18:46 comments(0)
最近見た映画まとめてレビュー その2
評価:
ポール・トーマス・アンダーソン
ポニーキャニオン
¥ 2,363

 (1)パンチドランク・ラブ
この映画はまさにジャケレンタル。画像ではわからないけどキラキラとパッケージが光っています。こんなポスターがさりげなく飾ってあったらステキ

アダム・サンドラー演じる女系家族の末っ子男性バリー・イーガンが主人公。
友人と会社を経営している実業家だけどなかなかうまくいかない上に姉からは「彼女はいないのか」攻撃を受けて追い詰められ気味の精神的に不安定状態。
そんな時に現れた姉の友人である女性リナ。彼女を好きになったバリー。さてロマンチックなラブストーリーが展開していくのか?と思いきや、思わぬところから思わぬストーリーが展開していきます。

いやぁ、突拍子もないと言ってしまえばそれまでだけど、この主人公やることなすこと考えることがぶっ飛んでます
なかなか衝撃的なシーンとかもあるけれど、間に挟まるキラキラとした幻影みたいなシーンが非常に効果的。
恋愛って夢見心地でふわふわしてて、時にものすごいパワーと行動力を発揮して、思いがけないことにも遭遇するよね、っていう映画。

(2)Sweet Rain 死神の精度
前に会社の先輩atsuminが「この映画の金城武は超カッコイイ」と言っていたので、これは見てみないとと思っていながらズルズル来ていた映画 ようやく見ましたよー

相手に応じて職業が変わる死神の千葉役の金城武は、清々しい好青年、ヤクザの情報人、旅人風と、“千葉”という人柄(神柄?)はそのままに雰囲気が全然違う

原作の流れも実に巧みなんだけど、映画は多少時間の流れが違うものもキチンと踏襲していて、原作を読んだ人間でも楽しめる内容でした。

小西真奈美もいいけど、やっぱり最終話に登場する富司純子さんがステキでした
富司さんが登場する世界は、たぶん今よりちょっと未来という設定だと思うんだけど、レトロな美容院(CDデッキがある)で働く富司さんの衣装が、スッキリした白髪交じりのボブに白いワンピースに蛍光グリーンのレギンス、ペタンコ靴っていう素晴らしいバランス

映画化された伊坂幸太郎作品の中でも、ミステリー色が弱めで設定の面白さを楽しめる作品だと思います。

(3)マイ・ブルーベリー・ナイツ
もうなんと言っても、このジャケットのシーンですよ
カウンターで寝てしまったノラ・ジョーンズ演じるエリザベスに、カフェのオーナーであるジェレミー(ジュード・ロウ)がキスするシーンキャー

彼氏を別の女性に盗られて失恋したエリザベスが、その晩に立ち寄ったカフェ。
そのカフェの中はロシア語で「カギ」という意味で、店主のジェレミーはこれまでにお客から預かった鍵を瓶に入れて保管していた。
何回かカフェに通い心癒されたエリザベスは、完全に立ち直るためにニューヨークを去り旅に出る。
たどり着いた先で懸命に働き、その土地の人に出会い、自分を再生していくロードムービー。

ノラ・ジョーンズがロードムービー?って思っていたけど、これが意外とはまった感じ。
ニューヨーカーがあか抜けているっていうのが幻想なのかもしれないけど、バリバリのビジネスウーマンでも遊び人でもなさそうな、ごく普通の女の子が突然旅に出て自分を見つけていくっていう設定が、すごく好きです。

ストーリー展開は簡単に書いてしまえば、失恋→カフェ→旅に出る→最初の街でお金を貯める→ある人が死ぬ→次の街に移動→カジノで働く→移動する→ある人が死ぬ→ニューヨークに帰ってくる っていう「死」が2回もターニングポイントとして描かれているんだけど、不思議としつこさやマンネリさは感じませんでした。
それぞれの街で登場する派手な女の人のタイプが違うことによるのかな?

とにかくウォン・カーウァイ監督の色使いがステキで、何度でも見たい映画の1つになりました。DVD欲しい


movie 17:59 comments(0)
最近見た映画をまとめてレビュー その1
評価:
スティーブン・リズバーガー
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
¥ 900

評価:
ウディ・アレン
タキ・コーポレーション
¥ 9,800

 (1)トロン
今冬『トロン:レガシー』という映画が公開されているけど、これはその原型となる映画で、なんと公開は1982年っていう私と同い年()の映画です。
ちなみ1982年の日本歌謡曲のヒット曲は、あみんの♪待つわ の時代。
そんな時にアメリカのディズニーはCG映画を公開してたっていうのはやっぱり驚き。

自分の開発していたゲームを横取りされた天才的プログラマーと同僚2人が、独裁的な経営を行う社長の不正を暴こうと会社に忍び込んだ直後に、そのプログラマーはデジタルの世界に飛ばされて閉じ込められてしまう。
実は現実世界の社長をコントロールしているのがMCP(マスターコンピューター)で、彼を倒すためにデジタルの世界でバトルが繰り広げられるというストーリー。

約30年の間にここまで技術は進歩したんだねぇ〜という驚きもあるけれど、当時のポリゴンバリバリの直線で表現されたデジタルの世界っていうのもなんだかレトロを通り越して新鮮に思える不思議さがありました。
多少強引なストーリー展開もあったりするけれど、この発想力はすごいと思う。
あと気になるのは、一番活躍する主人公がなぜ表紙じゃないの?とか、最後に姿を現すMCPの衝撃度が半端ないことでしょうかw

(2)食堂かたつむり
ここ最近見た映画の中では、一番満足度が高かったなぁ〜
言わずと知れた小川糸の同名ベストセラーが原作。
この映画はキャスティングがお見事でした特に主要3キャラの柴咲コウ、余貴美子、ブラザートムがよかったなぁ。
ファンタジー的に描かれているので多少大げさだったり、強引な展開もあるけれど、その雰囲気の中に見事に収まっているストーリーでした。
特に印象的だったのは、お妾さんがご飯を食べて見るからに元気になっていく様子かな。
原作より「動物を頂く」部分については血のにおいを消していたし、衰弱していくお母さんの様子も露骨には描かれていなかったけど、クライマックスには自然とほろほろと涙が流れてくる映画でした。

(3)ギター弾きの恋
ウディ・アレン監督、ショーン・ペン主演のジャズギタリストのお話。
天才的なギターテクニシャンでありながら、酒癖悪し、遅刻常習犯、窃盗癖あり、女癖悪し、見栄っ張り、浪費家、自惚れ屋っていうどうしようもない男・エメット。
そんな彼と、口がきけないけれども純粋で努力家のハッティとの恋物語を描いた作品。
ショーン・ペンの自惚れ男の演じっぷりもさることながら、ハッティを演じたサマンサ・モートンが素晴らしいです

それに音楽が非常にいい!
サントラっていう域を超える素晴らしい1枚になってるんじゃないかと思います。
ウディ・アレンの作品は、映画というよりは音楽作品って言ってもいいんじゃないかって思えるほど、音楽センスが素晴らしいよなぁ。

美しくそして胸を締め付けられるような切ないエンディングを迎えるけれど、「今そばにいる人を大事にしないとだめだよ」ってことを教えてくれる素敵なストーリーでした。


movie 17:11 comments(0)
クワイエットルームにようこそ
忙しさに振り回されながら毎日を過ごすバツイチのフリーライター・佐倉明日香。
そんな彼女が目覚めたら…そこは精神病院の真っ白な隔離病室「クワイエットルーム」で手足を固定された状態だった

監督・脚本が松尾スズキ。
主演に内田有紀、その彼氏役に宮藤官九郎。
同じ病棟で過ごす患者役に大竹しのぶや蒼井優。
彼女たちの看護師役にりょう。宮藤官九郎の弟分に妻夫木聡と、個性豊かなキャスティング

最初の頃は、忙殺されて行き詰っちゃったから睡眠薬を過剰にとっちゃった突発的な事故なのかと思って観ていました。
さすが松尾スズキだけあって、ユーモアたっぷりに描かれているところは、ホント思わず笑ってしまうほどのインパクトがあります

「私はこんなところに世話になるような人間じゃないんだ!!早く出してくれー!!」とアピールする明日香。
しかし、彼女の過去や救急車で運ばれることになった夜の出来事のことが、ストーリーが進むにつれ詳細にわかっていくと「こんなところ」がどんどん近づいてくる感覚になります。
コメディを見ていたつもりなのに、いつのまにかヒューマンドラマに変わっていて、誰でも持っている心の弱さがある日突然ダムが決壊するように溢れ出してしまったら、きっと「こんなところ」と思っていた場所は、自分のすぐ近く、もしくは居場所になってしまうんだろうなぁ。

食べたいのに食べれないという拒食症で入院している蒼井優ちゃんの今にも折れそうな細さ(この映画のために断食したらしい!)、大竹しのぶさんのぶっとんだ演技は、まさに女優魂を感じずにはいられません。拍手っ

女性陣が迫真の演技をしている中で、その重苦しい空気を吹き飛ばしてくるのが妻夫木聡演じる眉毛が繋がった男の子w 彼の存在が、この映画をいい意味で軽くしてくれています。

ものすごく重たい題材を、隠し味にユーモアを加えて料理。
それでも伝えたいことはずっしりと心の奥に響いてくる、そんな映画でした。


movie 22:25 comments(0)
カトリーヌ・ドヌーヴにメロメロ
中学生の時、吹奏楽をやっていた時に借りたCDに“映画音楽の名作メドレー”が入っていて、たしかその中に「シェルブールの雨傘」が入っていたような…??
そんなことをふと思い出して、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の映画を2本借りてきました

まずは「シェルブールの雨傘」。
ミュージカルってセリフ部分と歌の部分がハッキリ分かれていることがほとんどだけど、これは全編通してセリフがメロディにのってます。それがすごく新鮮に感じました。

▼amazonからストーリーを引用
フランス北西部の港町シェルブールで、ささやかだけれど美しい恋を育む自動車修理工の若者ギイと傘屋の少女ジュヌヴィエーヴ。恋に恋する年頃のジュヌヴィ エーヴに未亡人の母夫人は心配顔。出かけるたびに嘘をつきながらもジュヌヴィエーヴはギイと出会う時間が嬉しかった。だがある日、アルジェリア戦争の徴集 礼状がギィに届き、二人は離れ離れとなってしまい―。

ラブラブな雰囲気から突然の別れ。
そして、残されたジュヌヴィエーヴの選択。
彼女の選択によって深く傷つくギイ。
ギイの再生のストーリーと2人の本当の「別れ」。

ギイが列車に乗って戦場へ旅立っていくシーン、そして、雪のクリスマスのラストシーンは特に印象的
悲しく切ない映画だけど、それぞれがたくましくこの先の人生を送っていく姿が想像できて、もの悲しさの中にも輝くものが見える、そんな映画だと思いました。

続いて、最高にハッピーでキュートな映画「ロシュフォールの恋人たち」。
こっちはカトリーヌ・ドヌーヴの実姉フランソワーズ・ドルレアックと共に双子の姉妹を演じています

▼amazonからストーリーを引用
軍港の町ロシュフォールにめぐってきたお祭りの季節。旅芸人のエチエンヌとビルのコンビが到着しショウの準備を始めた。美しい双子の姉妹ソランジュとデル フィーヌも、新しい恋の予感を感じ思わず歌い出す。町に駐屯している水兵マクサンス、彼が訪ねたカフェのマダムで姉妹の母であるイヴォンヌ、彼女のかつて の恋人手シモン・ダム、その友達の著名な作曲家アンディ。
町中が沸き立つ週末の3日間に、彼等の出会いが交錯しては新たな恋が生まれ、かつての恋が再燃する―。

ソランジュが音楽家、デルフィーヌがダンサーという設定なんだけど、ソランジュを演じたお姉さんのほうがいかにもピアノを弾いてとか、楽器をいろいろ弾く・吹くシーンが満載なんだけどどれも笑っちゃうくらい下手なところが気になったりしたんだけど、そんな違和感を吹き飛ばしてくれるくらい上質な音楽とオシャレセンス(部屋着が黒いレオタードにシフォンのガウンなんて!!)に溢れた作品でした。
個人的には「シェルブールの雨傘」よりこっちのほうが好き

ソランジュが恋をする相手役アンディに、なんと「雨に唄えば」のジーン・ケリー
やっぱりさすがのステップと軽やかな身のこなし♪
さらに旅芸人役では、ウェストサイド・ストーリーのジョージ・チャキリス。
フランス映画の中でハリウッドミュージカルの全盛期を彩った役者が歌い踊ってます。

音楽も本当に素晴らしいです。
有名な♪キャラバンの到着もこういうシーンだったのかって初めて知りました。

そのナンバーと同じくらい好きになったのが、この♪双子の歌。
帽子・ワンピース・メロディ・振付。どれをとってもかわいらしすぎです




ラストのチャプターを会社の昼休みに見る羽目になったので、うっとりしきれなくて残念…
今度またゆっくり自分の世界に浸りながら鑑賞しよう。


movie 21:05 comments(0)
かいじゅうたちのいるところ
評価:
スパイク・ジョーンズ,モーリス・センダック,トム・ハンクス,デイブ・エッガース
ワーナー・ホーム・ビデオ
¥ 1,338

絵本を読んだことがないのでストーリーを知らない状態で映画を観ました。
その上で映画の感想。

母姉と3人で暮らすマックスは、本当はさみしがり屋で甘えん坊なのに、その気持ちを素直に表現できずいたずらを繰り返す男の子。
ある夜、お母さんに怒られたマックスは衝動的に家を飛び出す。
走ってたどり着いた先は見知らぬ森。そして小さなヨットに乗って嵐の海を航海し、たどり着いた先はかいじゅうたちが暮らす島。
かいじゅうに食べられないためについた嘘によって、かれらの王様になったマックス。
かいじゅうたちも“家族”の問題を抱えていて…というストーリー。

いきなりエンディングの話をしてしまうけれど、かいじゅうたちが自分たちが抱える問題について主体的に解決するわけでもなく、家に戻ったマックスもお母さんに「ごめんなさい」の一言もないことにちょっとがっかりしました…。

マックスとキャロルは似た者同士で、つい暴力で自分の感情を表現してしまうタイプ。
それなのに誰かがこの問題を解決してくれるんじゃないかと他力本願で考えているところがある。
自分が変わればすぐに解決できる問題なのに、それが描かれないまま物語が終わります。
そして、エンドロールに「全て愛だよ」みたいな歌詞の歌を流されても…なんだかとってつけたような印象を受けました

絵本ではきっとここまで“家族”にスポットライトが当たってなくて、かいじゅうたちと遊んで家に戻ってきましたっていうストーリーなんでしょう。実写にしたことによって炙り出された真のテーマなんだと思う。

あえてハッキリ描かないことで、見る人それぞれにストーリーの続きを委ねているのかもしれないけど、ごく個人的な感想としてはマックスの成長はあまり感じられませんでした。

ストーリーとは別にビジュアル面はかなり素晴らしかった
CGではなく着ぐるみを制作したというかいじゅうたちは、もふもふな感じとか触ってみたい欲求に駆られました
さらに表情も実に豊かだから、リアリティがあります。
彼らが作る“お城”や、キャロルが作る“夢の国”もすごかった。この映画の美術スタッフは半端ないです

あと、なんといってもオオカミの着ぐるみパジャマ姿のマックスが実にラブリー
(「飛ぶ教室」といい「ポビーとディンガン」といいカワイイ少年にめっぽう弱い私)

子どもは「かいじゅうと遊ぶ映画」として、大人は「人間関係や家族というものを考える」という視点で見ることができるので、小さいころに大好きになればずっとそばに置いておきたくなる映画だと思います。

movie 23:51 comments(1)
飛ぶ教室
評価:
エーリヒ・ケストナー
松竹ホームビデオ
¥ 2,446

ほっこり映画の夜、6作品目は「飛ぶ教室」。
「2人のロッテ」を書いたエーリヒ・ケストナー原作のドイツの児童文学「飛ぶ教室」が原作の2003年の映画です。
原作は第2次世界大戦下を描いたものだけど、この映画ではベルリンの壁が存在した政治下のエピソードが盛り込まれています。
今でこそドイツは安定した先進国というイメージだけど、改めて歴史を振り返ると激動の国だよなぁ。

舞台は、少年合唱団で有名な学校。
その寄宿舎に転校してきた孤児のヨナタンが主人公。
彼のルームメイトは、ボクサーを目指すマッツ、校長先生の息子で物理が好きなセバスチャン、秀才でみんなをまとめるリーダーシップがあるマルティン、貴族の家系で優しさ溢れる一番のちびっこウリー、彼ら5人を中心にストーリーが展開していきます。
そして、とにかくこの5人のキャストが秀逸です
みんなかわいらしすぎる

寄宿生VS通学生のバトル(卑怯なシーンもありながらガチのバトルが雪合戦っていうのがなんとも微笑ましい)や、
ヨナタンと通学生グループのリーダー格モナがちょっといい雰囲気になったりして、「あれ?ウエストサイドストーリー的な展開なの?」というエピソードもあったりしますが、ストーリーの軸になるのがタイトルでもある『飛ぶ教室』。

5人が隠れ家で見つけた『飛ぶ教室』の脚本。
彼らはそれぞれの得意分野で協力しあいながら、この脚本をクリスマス劇として上演するため、一生懸命に練習に励んでいく中で、5人の大好きな“正義”先生と隠れ家の持ち主で謎の男“禁煙”さんと関係があるようで…。

舞台が現代に置き換えられているので『飛ぶ教室』がラップのミュージカルになっているのはビックリなんだけど、自分のメッセージをストレートに伝える=ラップっていう発想が、とても現代っぽいなぁと感じました。

正義先生と禁煙さんのエピソード(男の友情って素敵)。
それに裏打ちされた正義先生の教育理念。
先生を慕う生徒たち。

多少強引なところもあるけれど、冒険あり、微笑ましい笑いあり、感動ありの素敵な映画でした
また観たいと素直に思えた作品だったので、星4つを進呈

原作は時代も違うしエピソードも異なるようなので、是非読んでみようと思います。
movie 00:29 comments(0)
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スイーツレポートばかりとなったブログ。
読んだ人が「食べてみたい!」と思ってもらえたら嬉しいなぁ。
そんなことを願いながら綴っています。
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